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第9回(平成17年度)

最優秀賞

山里の秋
人物部門「山里の秋」
撮影地:雲南市大東町
鶴島 里子

お婆ちゃんと少年でしょうか、楽しそうな話し声が聞こえてきます。微笑みの中にお婆ちゃんの目がやさしく少年と話しかけています。少年は手をあげて説明をしているのでしょうか、指の情景描写が素晴らしく更に時間は夕ぐれ時でしょうか、夕日の反射に照らされて、道路や草木、更には家並と紅葉、木々までが相乗して二人の世界を演出しています。審査員全員が感動しながら最優秀賞に決定した作品です。

部門賞

風景部門

風景部門「里の朝」
撮影地:雲南市大東町
原 実生
 
前景となっている二本の木と二つの高圧線でもって風景を展開していますが、遠くに見える山脈と正面に横たわる雲海がスケールの大きい風景を見せて成功しました。
人々が眠りから覚めるような時間帯にこのような風景は刻々と変化して行きます。まさに自然界は雄大であり人の心を癒してくれる作品となりました。

人物部門

人物部門「棚田で体験」
撮影地:吉賀町柿木村
領家 文忠
 
農業実習の体験が棚田であったのでしょうか、画面全体における人物の配置がよいと思います。更に生徒さん達の一人一人の表情描写がよく、機械化された田植えと違って伝統的な農業の中に手仕事の尊さのようなものを感じました。一般に棚田はせまく友達同志が語らいながらの田植えの雰囲気が伝わってきます。

施設部門

施設部門「水揚げ」
撮影地:松江市西忌部町
松浦 久雄
 
農業用水池の池干しでしょうか、空色をしたバケツの中に大きな鯉を入れるところで、大胆な画面構成です。両側に見える網から想像すると捕獲するのが大変だったのでしょうか、鯉はしっかりと抱かれるようにして、シッポを振っています。二人の人物像と共同で作業している情景が伝わってきます。 力強さの感じられるよい作品となりました。

イベント部門

イベント部門「祭りのひととき」
撮影地:奥出雲町三成
石原 甫
 
祭りが終わったのでしょうか楽しそうな情景が伝わってきます。弁当と箸、ペットボトルのお茶、多くの事を想像させてくれます。青春の1コマを見るような気がします。
周囲に位置する人物表現がよく、それぞれの表情描写と奥行きを見せて画面構成もよく、道路とハッピの色が同調してよい結果を出しました。

審査委員特別賞

島根県緑化推進委員会会長賞
風景部門「新緑(田起こしのころ)」
撮影地:出雲市多伎町
立花 省吾
しまねの豊かな自然特別賞
風景部門
濱村 正明
 
川本貢功賞
風景部門「農村と雁」
撮影地:簸川郡斐川町
小玉 光二
小滝達也賞
施設部門「おじぞうさん」
撮影地:出雲市朝山
東儀 公哲
渡里彰造賞
施設部門「陽春」
撮影地:安来市
岡田 勉
下森華子賞
風景部門「家路」
撮影地:浜田市金城町
中 保広
安藤彰浩賞
人物部門「収穫の頃」
撮影地:吉賀町大井谷
野村 克己
錦織 健賞
施設部門「帰り道」
撮影地:三隅町室谷
藤原 靜雄

入選

風景部門「初夏の頃」
撮影地:邑南町谷中
下瀬 隆幸
風景部門「休耕田の花たち」
撮影地:飯南町
黒川 恵美子
風景部門「こいのぼりが泳ぐ山里」
撮影地:津和野町耕田
新田 俊之
風景部門「島の秋はコスモスが一杯。」
撮影地:松江市八束町
石井 盛夫
人物部門「笑顔」
撮影地:飯石郡飯南町
田村 唯男
人物部門「祭の寸景」
撮影地:出雲市多伎町
沖野 惇子
イベント部門「豊作祈願」
撮影地:八雲町熊野大社
山本 孝之
イベント部門「祭の日」
撮影地:益田市隅村
森本 敏
イベント部門「安来にて」
撮影地:安来市
松本 正

佳作

風景部門「ひまわりのある空港」
撮影地:簸川郡斐川町
末次 弘道
風景部門「お茶呑ん話し」
撮影地:出雲市鹿園寺町
西 佳昭
風景部門「暮れ渡る頃」
撮影地:益田市美都町
吉﨑 佳慶
風景部門「農村風景」
撮影地:雲南市大東町
原田 博司
風景部門「ふるさと」
撮影地:出雲市朝山町
吉田 豊美
風景部門「春まじか」
撮影地:安来市清瀬町
仲佐 勝己
風景部門「そば満開」
撮影地:仁多郡
古川 弘自
人物部門「田植の日」
撮影地:奥出雲町中村
勝部 正
人物部門「帰り道」
撮影地:東出雲町
生田 利秋
人物部門「夏日」
撮影地:簸川郡斐川町
山下 壮一
人物部門「こいのぼりと一緒に」
撮影地:奥出雲町横田
藤原 美枝子
施設部門「晩秋の斐川平野」
撮影地:簸川郡斐川町
三加茂 幸子
イベント部門「虫送り神事」
撮影地:邑南町矢上
江川 安夫
イベント部門「祝い日」
撮影地:簸川郡斐川町
高橋 範行
イベント部門「棚田祭り」
撮影地:浜田市
土江 安富

山陰フジカラー賞

風景部門「とうがらし」
撮影地:雲南市加茂町
名原 花子
風景部門「寒日」
撮影地:松江市大垣町
安達 彰
人物部門「暮色」
撮影地:松江市上宇部尾
橘 由貴枝

応募状況

応募作品総数

460点
風景部門 217点
人物部門 112点
施設部門 39点
イベント部門 92点
応募者数
163人(内県外者16人)

総評

応募作品総数460点と第1回展に続いて、多い結果となりました。
今回は作品のレベルが高く全体的にレベルアップが見られました。特に風景部門の作品、人物部門の作品に秀作が多くありました。
農村の景観は直接的にも間接的にも人々の心を癒してくれる何かが求められますが今回は、そのような作品が多く見られました。イベント部門と施設部門がもう一歩と云う作品が見られましたが全体的には、色彩表現もよく画面構成のよい作品が多く目につきました。
田園ののどかな風景の中で農林業に携わって働く人々の表現描写も、被写体の設定もよく素晴らしい作品が多く目につきました。
東西に長い島根県には山あり川あり海ありとそれに囲まれるように田や畠がありますが今回の応募作品は、これらを生かしての環境表現された作品もあり、このコンテストがかなりの応募者に定着してきたように思いました。いずれにしても努力作品が多くありました。

(写真家/川本 貢功)
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