水土里ネット島根(島根県土地改良事業団体連合会)では、農業の生産性と農村地域の定住条件の向上をはかっていきます。

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第12回(平成20年度)

 

最優秀賞

最優秀賞
 
朝の間引き
人物部門「朝の間引き」
撮影地:伯太町
柳浦 博
 
画面上にこれだけ季節感が感じられるのは、望遠レンズの効果とチューリップの花が色彩効果を高めているからです。
中心に位置する人物像の表現描写も素晴らしいと思います。
手を後ろに廻して中腰の姿で、間引かれたチューリップが後手にしっかりと握られており、下のほうを向いており悲しそうな印象を与えます。
また、大地のチューリップは逆に空に向かって咲き誇るように連立して見事に開花しています。
何れにしてもアンダー気味の露出と人間と花に対する愛情のようなものを感じる作品で多くのことを想像させてくれる作品ですし、 感動的な瞬間の描写がよく審査員全員で最優秀賞に選出された作品です。おめでとうございました。
 

部門賞

部門賞
 
風景部門
風景部門「吊るし柿」
撮影地:奥出雲町上阿井
大坂 武
 
一言で言えば、この吊るし柿を喰べてみたいと思う心境になります。
それだけに質感描写のよい作品です。
色彩効果とバックの紅葉のボケ色が調和して立体感を出しており成功しました。
吊られた柿がこれだけ表現されたのもレンズと絞りを効果的に使われたからでしょう。
それぞれがニケづつ、ぶら下がっていますが、左、右のカットされた表現はよく、その上は、いくつあるだろうと楽しい想像をします。
ちょっとセンチメンタルな作品となりましたが単純な表現描写でありながら奥の深い作品となりました。
 
人物部門
人物部門「彼氏といっしょに」
撮影地:益田市
島田 圭子
 
水郷祭の日に撮影された作品で、人目につかない場所での情景のようです。
画面全体から受ける印象から若い二人の青春像のようなものを感じます。
特に横になって花火に興じる男性の姿が 印象画面になっております。
男性も女性もゆかた姿であり、画面構成のよい作品となりました。
一般には見られない情景描写です。
はだしの男性と下駄をはいている女性が仲の良さそうな場面を撮らえており、結果的によい相乗効果を見せています。
背景に見られる石見の赤瓦の屋根と花火の煙までがこの作品を素晴らしいものにしています。
 
施設部門
施設部門「柿木にて」
撮影地:鹿足郡吉賀町柿木村白谷
新田 守

画面の切り方が効果をあげた作品となりました。
一般に棚田は美しいものとされていますが、この棚田は壁面が全体に石積になっており、これそのものが絵画的であり、 印象が強くて更に幾何学的な構成美を見せています。
特に左側に見える赤い屋根とトラックが印象画面となっております。加えて多くの人達が田植えに励んでいますが、人物の位置もよく山間地の農業の美しさを見たように思いました。
全体の造形美の中に人々の働く姿と光線をうまく利用して撮られた印象深い作品となりました。
緑の山々と棚田が一体になっての表現力を感じる作品となりました。
 
イベント部門
イベント部門「田植囃子」
撮影地:邑南町矢上
小林 茂雄

このような農村で行われる祭りの歴史は古く、豊作を祈りながら田植えをするわけですが、かつては山村を中心にして県下のどこでも見られる風景であったようです。
この作品は矢上地区が30周年になるのを記念して約10年ぶりに開催されたもので、その歴史は130年以上もあるものですが、男の踊り手と早乙女の情景描写がよいと思いました。
手に持っているバチがリズミカルで動感を出しておりシャッターチャンスのよい作品となりました。
かつては田楽として伝承された田植え舞いですが、いつまでも残って欲しい祭りです。
今でも囃子や笛・太鼓の音が聞こえてくるような印象深い作品であり全体に曇天気味の暗い感じがよかったと思います。
 

審査委員特別賞

審査委員特別賞
 
新緑と深緑の中で・・・
島根県緑化推進委員会会長賞
風景部門「新緑と深緑の中で・・・」
撮影地:出雲市所原地区
藤井 健望
 
田園
川本貢功賞
風景部門「田園」
撮影地:仁摩
入江 啓介
 
田植の頃
渡里彰造賞
風景部門「田植の頃」
撮影地:松江市千酌
阿部 禎男
 
大銀杏の下で
小滝達也賞
イベント部門「大銀杏の下で」
撮影地:奥出雲町金言寺
安部 萬侑
 
収穫
狩野道雄賞
人物部門「収穫」
撮影地:浜田市金城町波佐
永見 研一
 
孫も一人役
錦織 健賞
人物部門「孫も一人役」
撮影地:雲南市大東町岡村
永瀬 康典 
 
Dragon Boat
下森華子賞
イベント部門「Dragon Boat」
撮影地:益田市
James Hart
 

入選

入選
 
里の春
風景部門「里の春」
 撮影地:出雲市佐田町東村
岸 明
 
雪晴
風景部門「雪晴」
 撮影地:安来市清瀬町
福田 一寿
 
晩秋
風景部門「晩秋」
撮影地:赤名
東儀 公哲
 
田植のころ
風景部門「田植のころ」
撮影地:安来市
山根 周治
 
収穫
人物部門「収穫」
撮影地:松江市川津町
立花 伸一
 
出番前
人物部門「出番前」
撮影地:雲南市掛合町
新田 俊之
 
田園にて
人物部門「田園にて」
撮影地:松江市法吉町
松浦 潤一
 
「葺替え(ふきかえ)」
イベント部門「葺替え(ふきかえ)」
撮影地:雲南市大東町山王寺
藤江 松男
 
花田植え神事
イベント部門「花田植え神事」
撮影地:邑智郡邑南町矢上
江川 安夫
 
奉納花馬
イベント部門「奉納花馬」
撮影地:出雲市湖陵町
山本 清治
 

佳作

佳作
 
秋の里山
風景部門「秋の里山」
撮影地:宍道町佐々布
西村 千代子
 
色彩
風景部門「色彩」
撮影地:松江市大庭町
田村 武雄
 
収穫を向えて
風景部門「収穫を向えて」
撮影地:松江市大庭町
安達 彰
 
冬近し
風景部門「冬近し」
撮影地:頓原町
田中 作夫
 
光
風景部門「光」
撮影地:簸川郡斐川町
古安 和子
 
収穫
風景部門「収穫」
撮影地:斐川町出東
鶴島 里子
 
初冬
風景部門「初冬」
撮影地:安来市
森山 徹
 
収穫
人物部門「収穫」
撮影地:東出雲町
岩田 忠雄
 
里山の童子
人物部門「里山の童子」
撮影地:益田市波田町
福原 寿男
 
晩秋
人物部門「晩秋」
撮影地:奥出雲町大馬木
藤原 靜雄
 
五月晴れ
人物部門「五月晴れ」
撮影地:浜田市弥栄町
平田 匠
 
スズメくるな!!
施設部門「スズメくるな!!」
撮影地:出雲市内
古瀬 倶之
 
夫婦で守る棚田
施設部門「夫婦で守る棚田」
撮影地:浜田市三隅町室谷
猫田 薫
 
チャンス(第1回泥んこサッカー)
イベント部門
「チャンス(第1回どろんこサッカー)」
撮影地:松江市西川津町
青戸 繁
 
ファミリー
イベント部門「ファミリー」
撮影地:荒神谷
勝部 稔
 
神事華
イベント部門「神事華」
撮影地:出雲市多伎町
石原 甫
 

山陰フジカラー賞

山陰フジカラー賞
 
七夕の子
イベント部門「七夕の子」
撮影地:雲南市大東町
西尾 辰郎
 

農地・水・環境保全活動特別賞

農地・水・環境保全活動特別賞
 
ため池を干して魚を移動
人物部門「ため池を干して魚を移動」
撮影地:八束郡東出雲町大字下意東
小原 陽一
 

応募状況

応募状況
 
応募作品総数

600点
風景部門 250点
人物部門 167点
施設部門 63点
イベント部門 120点
応募者数 182人(内県外者30人)
   
総評
第12回「しまねの農村景観フォトコンテスト」は過去最高の600点の応募がありました。
風景、人物、施設、イベントとそれぞれの部門に感動的な作品が多く見られました。
農山村には多くの自然があり、また、多くの祭りがあります。そこで働く人々の情景や表情の描写など、どの部門を見ても作品のレベルアップが見られました。
かつて多くの先輩から写真は「光と影の交錯」であり「明暗のハーモニー」であるといわれたものです。このような情景こそ山村や農村に多く見られるものと思います。多くの人々の心を癒してくれる風景は基本的に空と緑だともいわれ、これらも農山村に多く点在し、この自然を大切にして映像化することが作品の質を高めるもので、よい作品づくりの原点と言われるものです。
最近の進歩するカメラ器材は、写真芸術の大衆化を目的にしたデジタルカメラが多く見られ、また、活用されるようになりましたから、これからは更に写真表現の手段として銀塩写真とデジタル写真が競合して多くのカメラマンが誕生することと思います。このことが写真人口の増加となり応募者が増えた原因だと思います。
今回の応募作品のどれを見ても構成美と色彩美の表現が素晴らしい。自分で対象となる被写体が絵になると思えば、種類の如何を問わずに写真化することが大切です。これらは時代考証としても記録的にも貴重なものであり、農村の景観には、それらの素材が多くあるように思いました。
 
(写真家/川本 貢功)
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